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「固定資産税(地方税法)」とは?わかりやすく解説

「固定資産税(地方税法)」とは?わかりやすく解説

出題の重要度 ★★★

「固定資産税」をわかりやすく解説

カエルさん
カエルさん
・毎年かかる「固定資産税」です。だれに、いつの時点の所有で課されるのかが狙われます。

「固定資産税」とは?わかりやすく解説の要点

固定資産税とは?

固定資産税とは、土地・家屋・償却資産を持っている人に、市町村が毎年課す税金です。持っているだけでかかる、保有に対する税金です。

・取得したときに1回だけかかる不動産取得税とちがい、毎年課税される点が大きな特徴です。土地や家を持ち続けるかぎり、毎年納めることになります。

【補足】課すのは市町村です。都道府県が課す不動産取得税と、課税する主体が逆なので注意しましょう。

だれが納める? 1月1日の所有者

・固定資産税は、その年の1月1日(賦課期日)に所有している人に課されます(地方税法359条)。所有者とは原則登記簿の名義人です。

・年の途中で売っても、その年の分は1月1日の所有者が納めます。買主が納税義務者になるのは、所有者として1月1日を迎える翌年からです。

カエルさん
カエルさん
・「3月に売ったのだから4月以降は買主が払うのでは?」と考えたくなりますが、税金の世界では1月1日の所有者がその年の分をまとめて納めます。日割り精算は当事者どうしの約束にすぎません。

【補足】実務では日割りで精算することもありますが、あくまで当事者間の約束で、税金を課される人が変わるわけではありません。

固定資産税の図解

標準税率は1.4%

・標準税率は1.4%です(地方税法350条)。標準税率とは、税率を定めるときの目安となる率のことで、市町村は条例でこれと異なる税率を定めることもできます。

・納期は4月・7月・12月・2月の年4回が原則で、具体的には市町村の条例で定めます。取得時に1回だけ納める不動産取得税との違いを意識しましょう。

免税点

・同じ人が同じ市町村で持つ資産の課税標準が一定額に満たないときは課税されません。これを免税点といいます(地方税法351条)。

資産 免税点
土地 30万円
家屋 20万円

 

・少額の資産にまで課税する手間を省くためのしくみで、下限に満たなければ税金はかかりません。

練習問題

・次の記述について、正しいか誤っているかを考えてみましょう。

記号 記述
固定資産税は都道府県が課す。
固定資産税は1月1日の所有者に課される。
固定資産税の標準税率は1.4%である。
年の途中で売れば、売主はその年の固定資産税を納めなくてよい。
固定資産税は数年に一度だけ課される。

 

練習問題の解説

・解答は次のとおりです。

× × ×

 

ア × 誤り

・誤りです。固定資産税を課すのは市町村で、都道府県ではありません。
・都道府県が課すのは不動産取得税で、両者の課税団体はよく入れ替えて出題されます。
・「毎年・市町村・1月1日の所有者」が固定資産税の基本3点セットと覚えましょう。

イ ○ 正しい

・正しいです。固定資産税の賦課期日は1月1日で、この日に課税台帳に所有者として登録されている人に課されます。
・年の途中で売っても、その年の納税義務者は1月1日時点の所有者のままです。
・「1月1日に持っていた人が1年分を払う」と押さえると、売買時の日割り精算の話と区別できます。

ウ ○ 正しい

・正しいです。固定資産税の標準税率は1.4%です。
・「標準」税率なので、市町村は財政上の必要があれば条例でこれと異なる税率を定められます。
・数字を「1.4%」と正確に覚え、都市計画税の上限0.3%と混同しないようにしましょう。

エ × 誤り

・誤りです。その年の固定資産税は1月1日時点の所有者(売主)が全額納める義務を負います。
・実務では売買時に日割りで買主と精算しますが、それは当事者間の約束で、市町村への納税義務者は売主のままです。
・「納税義務者は誰か」と「実務の精算」は別問題、と切り分けて考えましょう。

オ × 誤り

・誤りです。固定資産税は所有している限り毎年課される税です。
・取得したその一度だけ課されるのは不動産取得税で、両者の課税回数はよく対比されます。
・「取得税は一度きり・固定資産税は毎年」とセットで覚えておきましょう。

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