出題の重要度 ★★★
「住宅金融支援機構」をわかりやすく解説

住宅金融支援機構とは?
・住宅金融支援機構とは、国民が住宅を建設・購入する資金を、民間金融機関が円滑に貸せるように支援する独立行政法人です。
・かつての住宅金融公庫の業務を引き継いだ組織で、原則として機構自身は直接お金を貸しません。
【補足】昔は公庫が個人に直接融資していましたが、今は「民間を支える」役割が中心です。
中心は「証券化支援業務」
・機構の中心業務は、民間の長期固定金利型ローン(フラット35)を後押しする証券化支援業務です。
・銀行が貸した住宅ローンの債権を機構が買い取るなどして、銀行が固定金利のローンを出しやすくします。
・買い取ったローンは証券(MBS)にまとめられ、投資家に販売されます。住宅ローンを長期の固定金利にできるのは、このしくみが背景にあるからです。

例外的に「直接融資」もする
・とはいえ、民間だけでは資金が回りにくい分野もあります。そこは例外的に機構が自ら融資します。
・直接融資が認められる主な分野は次のとおりです。
| 分野 | 内容 |
| 災害への対応 | 災害復興住宅の建設・購入、被災住宅の補修 |
| 災害の予防 | 住宅の耐震改良など |
| 高齢者向け | バリアフリー改良などの住宅改良 |
| 賃貸住宅 | 子育て世帯・高齢者向けの賃貸住宅 |
そのほかの業務
・機構は、ローンの返済が焦げ付いたときに備える住宅融資保険や、住宅取得の情報提供・相談も行います。
・団体信用生命保険(団信)も扱い、返済中に亡くなった場合などにローン残高が保険金で完済される仕組みも提供します。
練習問題
・次の記述について、正しいか誤っているかを考えてみましょう。
| 記号 | 記述 |
| ア | 機構は、民間の住宅ローンを支援する役割を担う。 |
| イ | 機構は、原則として自分で直接お金を貸し付ける。 |
| ウ | 機構は、災害復興の資金は直接貸し付けることがある。 |
| エ | 機構は、昔の住宅金融公庫の業務を引き継いだ。 |
| オ | 機構は、証券化支援業務を行っていない。 |
練習問題の解説
・解答は次のとおりです。
| ア | イ | ウ | エ | オ |
| ○ | × | ○ | ○ | × |
ア ○ 正しい
・・機構は、民間金融機関が住宅ローンを円滑に貸せるよう支援する独立行政法人です。
・住宅金融公庫の業務を引き継いだ組織で、住宅取得を後押しします。
・「民間を支える」役割が基本だと押さえましょう。
イ × 誤り
・・誤りです。機構は原則として直接融資はしません。
・正しくは、証券化支援などで民間金融機関を支えるのが基本です。
・直接融資はあくまで例外だと整理しましょう。
ウ ○ 正しい
・・災害復興住宅の建設・購入や被災住宅の補修などは、機構の直接融資の対象です。
・民間だけでは資金が回りにくい分野だからです。
・災害への対応は直接融資の代表例です。
エ ○ 正しい
・・機構は、かつての住宅金融公庫の業務を引き継いだ独立行政法人です。
・公庫時代の個人向け直接融資から、民間支援中心へと役割が変わりました。
・沿革として押さえておきましょう。
オ × 誤り
・・誤りです。証券化支援業務は機構の中心業務です。
・正しくは、フラット35を支える証券化支援を行っています。
・「行っていない」は明らかな誤りです。
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