出題の重要度 ★★☆
「耐震・免震・制震構造」をわかりやすく解説

耐震構造
・耐震構造は、柱・梁・壁を強く頑丈にして、地震の力に建物自体で耐える構造です。
・建築基準法が求める地震対策の基本で、最も広く採られています。費用を抑えやすいのが特長です。
免震構造
・免震構造は、建物と地盤の間に免震装置(積層ゴムなど)を入れる構造です。
・地面の揺れを建物に伝えにくくして、室内の揺れを小さく抑えます。
・大きな地震でも室内の被害を抑えやすい反面、設置に費用がかかります。

制震構造
・制震構造は、建物の中にダンパーなどの制震装置を組み込む構造です。
・揺れのエネルギーを吸収して、建物の揺れを小さくします。
・比較的あとから設置しやすく、高い建物の揺れを抑えるのにも向きます。
3つの違いの覚え方
・耐震は「強くして耐える」、免震は「伝えない」、制震は「吸収する」と整理します。
| 方式 | しくみ | 装置の位置 |
| 耐震 | 建物を強くして耐える | ―(骨組みを強化) |
| 免震 | 揺れを伝えない | 建物と地盤の間 |
| 制震 | 揺れを吸収する | 建物の中 |
練習問題
・次の記述について、正しいか誤っているかを考えてみましょう。
| 記号 | 記述 |
| ア | 耐震構造は、建物を強くして地震に耐える。 |
| イ | 免震構造は、地面の揺れをそのまま建物に伝える。 |
| ウ | 制震構造は、揺れのエネルギーを吸収する。 |
| エ | 制震装置は、建物の中に組み込む。 |
| オ | 免震は、建物を固く強くして耐える方法だ。 |
練習問題の解説
・解答は次のとおりです。
| ア | イ | ウ | エ | オ |
| ○ | × | ○ | ○ | × |
ア ○ 正しい
・・耐震構造は、柱・梁・壁を強くして地震の力に耐える構造です。
・最も基本的な備え方で、費用を抑えやすいのが特長です。
・耐震=強くして耐える、と押さえましょう。
イ × 誤り
・・誤りです。免震構造は、地面の揺れを建物に伝えにくくします。
・正しくは、地盤との間の免震装置で揺れを和らげます。
・免震=伝えない、と覚えましょう。
ウ ○ 正しい
・・制震構造は、ダンパーなどで揺れのエネルギーを吸収します。
・建物の中に装置を組み込んで揺れを小さくします。
・制震=吸収する、と押さえましょう。
エ ○ 正しい
・・制震装置は、建物の中に組み込む装置です。
・これに対し、免震装置は建物と地盤の間に設けます。
・置く場所の違いで区別しましょう。
オ × 誤り
・・誤りです。建物を強くして耐えるのは耐震です。
・正しくは、免震は地面の揺れを建物に伝えにくくする方法です。
・耐震と免震を取り違えないようにしましょう。
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