出題の重要度 ★★☆
「建築材料の性質」をわかりやすく解説

コンクリート
・コンクリートは、押しつぶす力(圧縮)に強い一方、引っぱる力(引張)には弱い材料です。
・固まるまでに時間がかかり、性質はアルカリ性です。
・水を混ぜすぎると強度が下がるため、水は控えめにします。年月がたって中性化が進むと、内部の鉄筋がさびやすくなります。
鉄(鋼材)
・鉄(鋼材)は、引っぱる力にも押しつぶす力にも強く、粘りがあります。
・鋼は炭素の量が多いほど硬く強くなりますが、そのぶんねばり(伸び)は小さくなります。
・ただし、熱を受けると強度が下がり、水や空気にふれるとさびるという弱点があります。

鉄筋コンクリートの組み合わせ
・鉄とコンクリートを組み合わせると、互いの弱点を補い合えます。
・引っぱる力は鉄筋が受け持ち、鉄筋の弱点である熱やさびからはコンクリートが守ります。
・両者は熱による伸び縮みの割合がほぼ同じなので、温度が変わっても一体となって働きます。
木材
・木材は、軽くて加工しやすい材料です。よく乾いた木は強度を保ちます。
・木材は、繊維方向(縦)に力を受けるときに最も強くなります。
・ただし湿気を含むと腐りやすく、火にも弱くなります。含水率が高いほど強度・耐久は落ちます。
練習問題
・次の記述について、正しいか誤っているかを考えてみましょう。
| 記号 | 記述 |
| ア | コンクリートは、引っぱる力に弱い。 |
| イ | 鉄は、熱を受けても強度は変わらない。 |
| ウ | 鉄筋コンクリートは、鉄とコンクリートで弱点を補い合う。 |
| エ | 木材は、湿気を含むほど強くなる。 |
| オ | コンクリートは、押しつぶす力に強い。 |
練習問題の解説
・解答は次のとおりです。
| ア | イ | ウ | エ | オ |
| ○ | × | ○ | × | ○ |
ア ○ 正しい
・・コンクリートは、引っぱる力(引張)に弱い材料です。
・反対に、押しつぶす力(圧縮)には強い性質があります。
・強い方向と弱い方向をセットで覚えましょう。
イ × 誤り
・・誤りです。鉄は熱を受けると強度が下がります。
・正しくは、火災時などに強さが落ちるため対策が必要です。
・「鉄=熱に弱い」と押さえましょう。
ウ ○ 正しい
・・鉄筋コンクリートは、鉄とコンクリートが弱点を補い合う構造です。
・引張は鉄筋が受け、熱やさびからはコンクリートが鉄筋を守ります。
・組み合わせの利点を押さえましょう。
エ × 誤り
・・誤りです。木材は湿気を含むと腐りやすくなります。
・正しくは、含水率が高いほど強度・耐久は落ちます。
・乾いた木ほど強い、と覚えましょう。
オ ○ 正しい
・・コンクリートは、押しつぶす力(圧縮)に強い材料です。
・一方で、引っぱる力(引張)には弱い性質があります。
・圧縮に強く引張に弱い、と押さえましょう。
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