出題の重要度 ★★☆
「造成地・埋立地・干拓地のリスク」をわかりやすく解説

造成地は切土と盛土でできている
・造成地とは、山や丘、傾斜地をならして平らにした宅地です。多くは切土と盛土を組み合わせてつくります。
| 種類 | どんな造成か |
| 切土 | もとの地盤を削って低くする。もとから固い地盤なので安定 |
| 盛土 | 低い所に土を盛って高くする。締め固めが不十分だと沈みやすい |
【補足】「切って造る=安定」「盛って造る=弱い」と対にして覚えましょう。
弱いのは盛土の側
・地盤が弱くなりやすいのは盛土の側です。盛った土は時間とともに沈んだり、大雨や地震でくずれたりすることがあります。
・とくに谷や沢を埋めた盛土(谷埋め盛土)は水が集まりやすく、地震のときにすべり出す危険があります。

切土と盛土の境目に注意
・ひとつの宅地が切土と盛土にまたがっていると、地盤の強さが左右でちがいます。
・盛土の側だけが沈むと、建物が傾いたり(不同沈下)、境目に段差や割れ目ができたりします。
埋立地と干拓地のちがい
・海や湖の一部を陸地にした土地にも、性質のちがいがあります。
| 種類 | どんな土地か |
| 埋立地 | 土砂を積み上げて海面より高くした土地。水面より高いぶん干拓地より安全 |
| 干拓地 | 堤防で仕切って水をぬいた土地。海面より低いことが多く、水害に弱い |
・一般に埋立地のほうが干拓地より安全とされますが、どちらも地盤は軟弱で、液状化のリスクがあります。
練習問題
・次の記述について、正しいか誤っているかを考えてみましょう。
| 記号 | 記述 |
| ア | 切土は、もとの地盤を削るので比較的安定している。 |
| イ | 盛土は、切土に比べて地盤が沈みやすい。 |
| ウ | 切土と盛土にまたがる宅地は、段差が生じにくい。 |
| エ | 埋立地は、干拓地より一般に安全とされる。 |
| オ | 干拓地は、海面より高いので水害に強い。 |
練習問題の解説
・解答は次のとおりです。
| ア | イ | ウ | エ | オ |
| ○ | ○ | × | ○ | × |
ア ○ 正しい
・切土はもとからある固い地盤を削ってつくるため、盛土に比べて安定しています。
・そのままの地層を使うので、沈下やくずれが起きにくい土地です。
イ ○ 正しい
・盛土は低い所に土を盛ってつくるため、締め固めが不十分だと時間とともに沈むことがあります。
・大雨や地震にも弱く、切土より地盤が沈みやすい土地です。
ウ × 誤り
・誤りです。切土と盛土にまたがる宅地では、盛土の側だけが沈みやすくなります。
・その結果、建物が傾いたり、境目に段差や割れ目ができたりしやすく、注意が必要です。
エ ○ 正しい
・埋立地は土砂を積んで海面より高くした土地で、海面より低いことが多い干拓地より一般に安全とされます。
・ただし、どちらも地盤は軟弱で液状化のリスクがあります。
オ × 誤り
・誤りです。干拓地は堤防で仕切って水をぬいた土地で、海面より低いことが多いです。
・そのため水害に弱く、埋立地より危険とされます。
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